花田洋通展を見る!(6月4日)
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2010年06月04日
先週、岡山県奈義町にある奈義現代美術館の展示ギャラリーで
開催されている『花田 洋通展』を見に行きました。
花田さんは、本校の造形専門課程の教員でもあります。
つまり、同僚の展覧会の報告ですので、変な感じですが、
現在、岡山で活動している注目の作家の一人であり、
その意味からこの奈義での個展は、開催前から大変期待していました。
ギャラリー入口の展覧会看板です。構成も花田さんのデザインです。
今回は、今日夕方7時から放送される本校のラジオ番組『週刊デザイン通り』の収録を
兼ねています。そのため、会場の喫茶室で花田さんに会って、制作への意識や方向
など、彼の作家像を感じながら、今回の作品への思いを尋ねることからはじめました。
彼は、本校では、イラストレーション、造形基礎などを担当しています。
彼は、この展覧会が決まってから、会場で何を伝えるか、どう伝えるかにかなりの
時間をかけて検討し、今回の作品に至ったと、ゆっくり、やさしく話してくれました。
そして、花田さんとともに、会場へ移動し、渾身の力作を鑑賞しました。
入って広い第一室、ここに、花田さんの世界が広がっていた。
中に浮遊する小さな"粒"と中央縦にDNA螺旋を思わせる流れ。
土星の輪のような輪郭をかたちづくる"粒"の素材は、なんと石けんである。
中央の螺旋の下にある白い盛り上がりは、彼の素材となっている塩である。
第2室は、平面作品が7点。ここに、もう一つの彼の世界がある。
2部屋に流れる彼のねらい(制作コンセプト)は、普段にある別の世界。
その中に浸る、浮遊する、漂う世界がある。
会場で感じるのは、まさに彼の意図した世界。
その中で何をするというのではなく、ただ、会場の空気を吸い込み、床に寝そべるよう
にゆったりとした時間を感じ、やや薄暗い光に映る無数の"粒"です。
伝えるための展示への取り組みと工夫は、すばらしいと素直に思います。
つまり、このインスタレーション作品の設置(展示)には、かなりの厳しい神経と時間が
かかっているはずだが、その苦労は全く出していない。
そのため、作品への畏怖や大作感をあえて押さえることに成功していと感じました。。
会期は、今月20日までです。
詳しくは、
http://www.town.nagi.okayama.jp/moca/ まで。
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